<< PREVIOUS PAGE II NEXT PAGE >>

Inside the Temple of the Inscriptions
Palenque, Chiapas
Mexico
1991

1949年、メキシコ人考古学者アルベルト・ルース・ルイリエールが、碑銘の神殿の床に敷かれた大きな石板が内部へと降りて行く階段の入り口を塞いだものであることを発見。
地下にパレンケ王朝で最も長く王位に就いたパカル王の棺を、ヒスイの仮面などの副葬品とともに見出した。この発見により、マヤのピラミッドは墓ではないというそれまでの通説が覆ることになる。
棺の蓋の石盤には精緻なレリーフが施されており、パカル王が地下の死の世界より再生して世界樹を通って展開へ上る様(地下世界に落ちて行く様子ともいわれる)が描かれている。
この絵を横向きに見ると、人物が何か大きな機械を操っているかのように見えるため、エーリッヒ・フォン・デニケンなどが「古代の宇宙船の操縦士の絵」として紹介したことでも有名。