<< PREVIOUS PAGE II NEXT PAGE >>
Cerro Azul, Dantas Panel
Serrania la Lindosa, San José del Guaviare
COLOMBIA
2023
セロ・アズール(青い山)のダンタス・パネル。右側に母子と見える姿。その左の二人の人物は足先が鳥のようになっている。
調査を行ったエクセター大学の書籍によると、この絵はトゥカノ族に伝わる母親と二人の娘の物語の要素を全てそなえていると語った人がいるという。
夫を亡くし、女手ひとつで二人の娘を育てていた女性が森で一人の男に会い、子どもらに内緒で逢瀬を重ねるが、これに気づいた娘たちが男に毒を盛って殺してしまう。
男の遺骸はシロアリの巣に変化した。女は妊っていて赤鹿を生む。女は鹿を娘たちから隠していたが、見つかってしまい、鹿は森に逃げてしまった。
激怒する母親から娘たちは森に逃げ込み、ホウカンチョウという鳥になった。母親は娘たちのために作ってあった食事を怒りに任せて全て平らげると、死んでしまい、男の亡き骸であるシロアリの巣の横で同じくシロアリの巣になった──という話。
大きな人物と二人の子どもらしいシルエットがあり、左には鹿の姿もある。中央の二人の人物の足がまるで鳥の足のように見えることもこの絵を民話と結びつけることに繋がっているのかもしれない。
ただ、左の鹿には子どもも描かれていて、それはどうなんだろうか。